へー、なるほど。 『戦争における「人殺し」の心理学』

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

人間は他人を殺そうとする時、例え大義名分があっても非常にストレスを感じる。兵士が100人いたら敵に向かって発砲できるのは15〜20人程、平静に人を殺せるの人間となるとせいぜい2人ぐらいしかいない。それに対して軍は訓練によって、兵士が敵を殺せるようにしてきた。

映画等々で主人公が弾幕の中を突っ切っても全然弾丸が当たらないのにはある程度実証的な説明ができるのか。みんな人を殺したくないから無意識のうちに外して撃っちゃうのね。嗚呼、愛すべき人間達よ。

実生活には生かせそうもないけれども興味深い話でした。ありがとうございました。