予知夢
「オカルトめいたことを科学的に解き明かそうとすると、意外な心理が見えてくる、というわけだ」(p232)
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 文庫
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無難に面白いんだけど、突き抜けるものがない。前作では、突拍子も無い謎を物理に基づいた見識で解決していくのが面白かったんだけど、今回は対象をオカルトにしたせいで陳腐になっている。クオリティが落ちた云々ではなくて、オカルトを科学で説明するなんてこれまでいくらでも見たことがあるからそういう点でマイナス。
まぁでも、物語としてはよくできた話だとは思いました。