軌道エレベーター
軌道エレベーター―宇宙へ架ける橋 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: 石原藤夫,金子隆一
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/05
- メディア: 文庫
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軌道エレベーターとは地表と大気圏外をつなぐエレベーターのこと。静止軌道上を地球の自転と同じ速度で回転していて、地球からの重力と自転による遠心力が釣り合っているため地上から見ると静止しているように見える。本書では軌道エレベーターの概要・利点・必要な技術・発展形等々について分かりやすく説明されている。
軌道エレベーターの何がいいて、やっぱりその壮大なビジュアルだなあ。表紙イラストにもあるように、宇宙から地球に向かって伸びる一本のエレベーター。格好いい。で、格好いいなあ自分が生きている内にできるんだろうかとか思いながら読み進めていったらもっと格好いいのがあった!!それが非同期型軌道エレベーター(このサイトのスカイフックの類。本書のイラストはもうちょっと格好いい)。方位磁針の針みたいな軌道エレベーターがグルングルン自転しながら地球の周囲を回るダイナミックさが素晴らしい。
科学っていうものは夢があるものなんだということを久しぶりに思い出した。学部の1年のころに読んでいたらこっちの方向に行ったろうな。
わくわくする素敵な夢を久しぶりに見させてもらいました。ありがとうございました。